
「紙カルテから電子化したいけれど、どのメーカーが自院に合うのかわからない」
「今のシステムが使いにくくリプレイスを検討しているが、費用や連携の不安で踏み切れない」
などとお悩みではありませんか?
電子カルテは、現代のクリニック・病院経営において、業務効率化や医療安全、スムーズな会計や経営分析までを支える重要なインフラです。
しかし、電子カルテには「オンプレミス型」「クラウド型」といった構造の違いがあるほか、診療科ごとの使い勝手、外部機器との連携の可否、サポート体制もメーカーによって千差万別です。
もし、自院の運用フローに合わないシステムを選んでしまうと、診察の待ち時間が増えて患者満足度が下がったり、現場のスタッフに過度な負担がかかったりして、高額な導入費用が無駄になるリスクもあります。
この記事では、電子カルテの基礎知識や導入のメリット・デメリット、正しい選び方を解説します。
さらに、電子カルテメーカーの最新のシェアランキングに加え、病院・クリニック・専門分野(歯科や美容など)別に厳選したおすすめメーカー15選も紹介しますので、ぜひメーカーや製品選びの参考にしてください。
電子カルテとは?
電子カルテとは、医師が記入する診療経過や検査結果、処方内容といった患者情報をコンピューター上のデータとして記録・保管するシステムです。
紙のカルテで行っていた業務をデジタル化することで、膨大な医療情報を一元的に管理できるようになります。
レントゲン画像や紹介状といった外部データも集約できるため、必要な情報を素早く検索して確認することが可能です。
手書きの手間や物理的な保管場所が不要になるだけでなく、会計ソフトとの連携ができれば、事務作業の負担も大幅に軽減されるでしょう。
なお、電子カルテの導入には、厚生労働省が定めるガイドラインに準拠した安全管理が求められ、「真正性」「見読性」「保存性」という3つの規定に準拠する必要があります。
電子カルテは主に3種類
電子カルテは設置環境によって主に3種類に分けられ、自院の規模や予算に合わせた選択が重要です。
| 項目 | オンプレミス型 | クラウド型 | ハイブリッド型 |
| 特徴 | 院内に専用サーバーを設置して運用する | ネット上のサーバーへ外部から接続する | 院内サーバーと外部保存を併用する |
| 費用感 | 初期導入費やサーバー維持費が高額になる | 低コストで導入でき月額費用を支払う | 各構成要素の組み合わせで中間的な価格 |
| 管理方法 | 自院の責任で保守や更新作業を行う | ベンダー側がシステムの更新を代行する | データの保存場所に応じて管理を分ける |
| セキュリティ | 閉鎖網を利用するため情報漏洩に強い | 通信障害や外部攻撃を受ける恐れがある | ネット切断時も院内データで診療を継続 |
| 向いている病院 | 独自のカスタマイズや安定性を重視する | 新規開業でコストや手間を抑えたい施設 | 災害対策と利便性の両立を求める医療機関 |
管理の手間や安全性のバランスを考慮し、最適な運用形態を検討しましょう。
レセコンと電子カルテの連携はどうなる?一体型と分離型の違い
レセコンと電子カルテの連携方法には、大きく次の2つがあります。
- 一体型:システムが一つにまとまった形式
- 分離型:外部の会計ソフトと接続する形式
一体型はカルテ入力と会計処理が同一の操作体系で完結する仕組みです。診察が終わると、即座にデータが会計へ反映されるため、情報の転記漏れや入力ミスを最小限に抑えられます。
窓口での待ち時間短縮にもつながり、患者の満足度向上にもつながるでしょう。
トラブルが起きた際の問い合わせ先が一つに集約されているため、忙しいクリニックにとって大きなメリットと言えます。
分離型は、レセコンと好みの電子カルテを組み合わせて運用する形態を指します。会計機能の信頼性を保ちながら、操作性の良いカルテを自由に選べる柔軟性が特徴です。
将来的にカルテのみを新調したい場合も、既存の会計データを継続して活用できるため、特定のメーカーに依存しすぎるリスクを回避できます。
導入時にはシステム同士を連携させる設定が求められますが、運用の自由度を求める医療機関に適しています。
医療機関が電子カルテを導入するメリットとデメリット
医療機関が電子カルテを導入するメリット・デメリットは次のとおりです。
| メリット | ・事務作業やレセプト請求を効率化できる ・紙カルテの物理的な保管場所を削減できる ・記載漏れや読み間違いによるミス防止になる ・複数のスタッフによる情報の同時共有ができる ・過去の診療内容や検査結果を即座に検索できる ・定型文の活用により、入力時間が短縮できる ・会計システムとの連携による待ち時間が緩和される ・クラウド型なら外部端末からの確認が可能 |
| デメリット | ・サーバーや端末の導入に多額の費用が必要 ・停電やネットワーク障害時に閲覧不能となる ・サイバー攻撃などのセキュリティ対策が必要 ・操作習得までに時間と労力がかかる ・システムの保守管理に継続的なコストが発生する |
メリットだけでなく、デメリットも踏まえて、自院で導入するのか検討しましょう。
クリニックや病院が電子カルテを導入するときのメーカーの選び方

クリニックや病院が電子カルテを導入するときは、次のポイントで選ぶことをおすすめします。
- 自院の規模や診療科に適しているか
- 直感的に操作できるか
- 既存のシステム・検査機器と連携できるか
- 導入時・運用開始後のサポートはあるか
- 初期費用やランニングコストは予算内か
それぞれ詳しく解説します。
選び方①自院の規模や診療科に適しているか
電子カルテを選ぶ際は、施設の規模や専門とする診療科に見合った機能が備わっているかを確認することが重要です。
例えば、大規模病院では部門間の連携や高度な管理に対応できる多機能なモデルが必要不可欠です。
一方、小規模なクリニックであれば、多機能や部門間の連携は不要で、基本的な機能を安価に利用できるシンプルな製品が適しています。
また、診療科によって重視すべき項目は大きく異なり、例えば画像診断が多い科では、検査結果を素早く取り込める仕組みが求められます。
現場の特性に合わせた製品を選定し、日々の診療業務を効率化しましょう。
選び方②直感的に操作できるか
電子カルテを選ぶ際は、医療現場のスタッフが苦労せずに使える、操作性を優先しましょう。
多機能なシステムであっても、入力手順が複雑すぎると日々の診察業務に支障をきたす恐れがあります。
評判がいい製品が必ずしも自院の運用に合致するとは限りません。
そのため、医師や看護師だけでなく事務員も交えて、実機を用いた画面の視認性や使い勝手を実際に確かめるデモンストレーションを行うことをおすすめします。
無料トライアルなどを活用して実務に近い環境で試用すれば、導入後の混乱を未然に防げます。
選び方③既存のシステム・検査機器と連携できるか
電子カルテは、現在運用しているレセコンや予約システム、医療機器とスムーズにデータを共有できる製品を選んでください。
電子カルテは院内情報の中心を担うため、外部システムとの連携が不十分だと二重入力の手間が生じます。
特に会計業務の効率化を目指すなら、既存のレセコンとの接続確認は欠かせません。
また、可能であれば、検査装置のデータ取り込みや調剤薬局との情報共有も視野に入れて検討しましょう。
選び方④導入時・運用開始後のサポートはあるか
電子カルテは、不具合や操作の疑問が診療に悪影響を与えるため、手厚い支援体制を持つメーカーを選ぶべきです。
導入時のレクチャーはもちろん、トラブル発生時の迅速な対応力が欠かせません。
システムの不備によって診察が完全に止まるリスクも回避しましょう。
サポート窓口の受付時間や、電話やリモートなどの対応手段を事前に確かめてください。
定期的な更新やセキュリティ対策の有無も、安定運用における重要な判断材料となります。長期的な視点で信頼できるパートナーの選定が不可欠です。
選び方⑤初期費用やランニングコストは予算内か
電子カルテを選定する際は、初期導入費だけでなく、数年単位で発生する維持費を総合的に計算し、経営を圧迫しない予算計画を立ててください。
導入時には機器の購入費や設置費がかかり、運用開始後も月額利用料や保守点検費といった固定費が発生します。
費用体系は、クラウド型の数十万円から、大規模病院向けの数億円まで幅広いため、複数のメーカーから見積もりを取得して比較検討しましょう。
デジタル化による効率化で将来的にはコスト削減につながるものの、投資回収には一定の期間を要します。
無理のない運用を継続できるよう、中長期的な収支シミュレーションを行うことが大切です。
【最新版】クリニック(診療所)の電子カルテメーカーのシェアランキング
日経メディカルが実施した「電子カルテ・ICT導入に関するアンケート」によれば、クリニック(診療所)で導入されている電子カルテのシェアランキングは以下の結果となっています。
- 1位:WEMEX「Medicomシリーズ」(オンプレ型)
- 2位:エムスリーデジカル「M3 DigiKar」(クラウド型)
- 3位:ダイナミクス「Dynamics」(オンプレ型)
- 4位(同率):ユヤマ「BrainBoxシリーズ」(オンプレ型/クラウド型)
- 4位(同率):ピー・エム・エル「Medical Station」(オンプレ型/クラウド型)
- 6位:メドレー「CLINICS」(クラウド型)
- 7位:DONUTS「CLIUS」(クラウド型)
- 8位(同率):富士通Japan「HOPEシリーズ」(オンプレ型/クラウド型)
- 8位(同率):エムスリーソリューションズ「TOSMECシリーズ」(クラウド型)
- 10位(同率):WEMEXヘルスケアシステムズ「Hi-SEEDシリーズ」(オンプレ型/クラウド型)
- 10位(同率):エムアイユー「Dopanet Doctors」(オンプレ型)
参照:第24回【医師774人に聞いた】電子カルテ導入シェアランキング2024速報 - 2025年01月23日公開 | 日経メディカル
特に、1位のWEMEX「Medicomシリーズ」は全体の19.0%の割合を占めており、約5院のうち1院は導入している計算です。次いで2位は「M3 DigiKar」が16.1%、3位の「Dynamics」が12.4%という結果となっています。
【病院向け】人気の電子カルテメーカー2選
ここからは、大規模〜中小規模の病院向けの電子カルテメーカーを2製品紹介します。
- 富士通株式会社「HOPE シリーズ」
- NECネクサソリューションズ株式会社「MegaOak/iS」
1.富士通株式会社「HOPE シリーズ」

出典:富士通公式HP
富士通のHOPEシリーズは、大規模病院〜小規模施設まで、多種多様なニーズに応える製品群です。
大規模病院向けの「LifeMark-HX」のほか、中小病院向けの「LifeMark-MX」、診療所向けの「LifeMark-SX/TX」など、病床数や機能に応じた多様なラインナップを展開しています。
主な特徴は以下があります。
- 診察情報を1画面に集約する視認性
- 複数患者を横断する検索機能
- 用途に応じたレイアウト変更
- AI入力支援とデータの自動同期
- 予約や決済ができるアプリ連携
豊富な実績を背景とした使いやすさが魅力で、職種を越えた情報共有を強力にサポートしています。
全国的なサポート網があり、導入後も安定した運用を継続できるでしょう。医療DXを推進する上で有効な選択肢です。
2.NEC「MegaOak/iS」

出典:NEC公式HP
MegaOak/iSは、生成AIの活用や幅広い連携により、病院全体の業務を大幅に効率化するシステムです。主な特徴は次のとおりです。
- 関連指示を提示する入力支援
- 説明漏れを防ぐアラート機能
- 文書を自動作成する転記機能
- 多職種間の共有を支える基盤
- 外部部門との高度な連携性
- 24時間365日の支援体制
充実したチェック機能が最適な指示を提示してくれるため、入力ミスをシステム上で未然に防止できます。
また、最新の生成AIを活用した文書作成支援により、医師の事務負担を劇的に抑えつつ、質の高い診療記録の維持が可能です。
地域連携機能にも定評があり、大規模病院の高度なニーズに応える信頼性を備えています。
【クリニック・診療所向け】人気の電子カルテメーカー9選
ここからは、クリニック・診療所向けの電子カルテメーカーを紹介します。
- 株式会社メドレー「CLINICSカルテ」
- ウィーメックス「Medicom クラウドカルテ」
- ウィーメックス「Medicom-HRf Hybrid Cloud」
- エムスリーデジカル株式会社「エムスリーデジカル」
- 株式会社DONUTS「CLIUS」
- 株式会社EMシステムズ「MAPs for CLINIC」
- ユヤマ「BrainBox V4」
- ユヤマ「BrainBox CloudⅡ」
- 株式会社ラボテック「SUPER CLINIC Ⅳ」
1.株式会社メドレー「CLINICSカルテ」

出典:MEDLEY公式HP
CLINICSカルテは、予約から会計までを一元管理できるクラウド型システムです。患者用アプリと連携し、利便性と再診率を同時に向上させられます。
主な特徴は次のとおりです。
- オンライン診療やWeb問診を搭載
- レセコン一体型でデータ連携不要
- 院外からもカルテ入力が可能
- 決済機能で会計業務を自動化
一画面で業務が完結でき、事務負担を大幅に軽減できるほか、レセプト作成が簡単なので多忙な現場にとって使い勝手がいい製品です。
情報の転記ミスも防げるため、安全な診療体制に役立つでしょう。特に、これから医療DXを推進したい施設におすすめの選択肢といえます。
2.ウィーメックス「Medicom クラウドカルテ」

Medicom クラウドカルテは、国内有数の導入実績と全国を網羅する保守体制を誇るシステムです。主な特徴は次のとおりです。
- AI自動算定で請求漏れを防止
- 直感的に扱える画面構成
- 全国拠点による対面サポート
- 障害時も情報を閲覧可能
- 医療DXに標準対応
- 外部システムや機器との連携
Medicom クラウドカルテを使用すれば、高度な算定支援により、事務作業の正確性は飛躍的に向上します。トラブル時も診療を継続できる仕組みがあり、安心して利用できるでしょう。
地域に根ざしたフォローを希望するなら選択肢の一つです。
3.ウィーメックス「Medicom-HRf Hybrid Cloud」

出典:Medicom-HRf Hybrid Cloud公式HP
Medicom-HRf Hybrid Cloudは、院内サーバーの安定感とクラウドの強みを融合させた信頼性の高いシステムです。主な特徴は次のとおりです。
- 診療フローに合わせた画面の柔軟な設定
- 全国拠点による充実した保守体制
- レセコン標準搭載による会計連携
- 情報を守り抜く堅牢なセキュリティ
- タブレット活用や入力シートによる診療支援
現場の声を反映した機能が豊富に揃っており、日々の診察業務を強力にサポートしてくれます。
自院のスタイルに合わせた細かな調整が可能なため、運用の効率化を追求できるでしょう。地域連携にも対応し、長期にわたり安心して使い続けられる製品です。
4.エムスリーデジカル株式会社「エムスリーデジカル」

エムスリーデジカルは、AIによる学習機能でカルテ入力の負担を劇的に軽減できるクラウド型システムです。主な特徴は次のとおりです。
- AIが医師の入力傾向を学び処置を予測
- iPadでのカルテ入力、スマホでの閲覧・連携に対応
- 90種類以上の外部機器やサービスと連携
- 自動算定機能で会計までの時間を短縮
- クラウド電子カルテで高いシェアを獲得
蓄積されたデータをもとに最適な項目を提案してくれるため、事務作業の効率化が図れます。また、マルチデバイス対応によって、診察室以外の場所でも柔軟に情報を確認できる点も魅力です。
5.株式会社DONUTS「CLIUS」

出典:CLIUS公式HP
CLIUSは、優れた操作性が特徴のクラウド型電子カルテシステムです。外来から在宅まで対応し、現場業務を強力にサポートします。
主な特徴は次のとおりです。
- IT企業ならではの視認性に優れた設計
- AIによるオーダー推薦と入力補助
- 日レセ(ORCA)とのスムーズな連携
- 予約から会計までを一元管理
CLIUSは操作性が高く、PCに不慣れな方でも短期間で習得可能です。例えば、クリック数を抑える工夫により、診療やその他の業務の時間を確保しやすくなります。
6.株式会社EMシステムズ「MAPs for CLINIC」

MAPs for CLINICは、医事会計のノウハウを活かした高い信頼性と、クラウドの利便性を兼ね備えたシステムです。主な特徴は次のとおりです。
- レセコンや予約機能を標準で搭載
- 診療科ごとの専用テンプレートを用意
- 通信障害時も運用を継続できるBCP対策
- 365日対応の充実したサポート体制
- 他社システムからの移行にも柔軟に対応
独自の高速入力機能により、記録作成の負担を大幅に軽減できます。外部の検査機器ともスムーズに連携し、院内のデジタル化を一気に進めることが可能です。
土日を含めた保守体制も整っており、安心して利用し続けられるでしょう。
7.ユヤマ「BrainBox V4」

BrainBox V4は、高度なAI診療支援と膨大な医薬品データベースを備えたオンプレミス型の電子カルテです。主な特徴は次のとおりです。
- AI(AI-Brain)による病名候補の提示とオーダーの自動提案
- WEB問診と連動したスムーズな診療フローの構築
- 高精度な医薬品データベースを標準搭載(MDbank)
- 処方の相互作用、適応病名、投与制限などのリアルタイム照合
- 日レセ(ORCA)内包の一体型により会計までスムーズに完結
調剤機器メーカー(YUYAMA)の知見を活かし、安全な処方業務を強力に後押しする点が特徴です。複雑なチェックを瞬時に行えるため、医師の確認負担を抑えられ、医療安全の向上に役立ちます。
8.ユヤマ「BrainBox CloudⅡ」

BrainBox Cloud IIは、薬剤管理の知見とAIを融合させたクラウド型電子カルテです。主な特徴は次のとおりです。
- 専用ソフトのインストールが不要なブラウザ形式で稼働
- 独自AI「AI-Brain」が問診結果から疾患候補やオーダーを提案
- 医薬品データベース「MDbank」による精度の高い処方チェック
- ネット切断時も診療を継続できる「オフラインモード」を搭載
- 経営状況を可視化し、改善を助けるデータ分析機能
Web問診との連携により、日々の入力作業を大幅に簡略化できる点が魅力です。薬剤の安全性確認やデータに基づく経営判断を助け、診療の質と効率を同時に高めます。
クラウド型の利便性を備えつつ、緊急時の診療継続性(BCP)も妥協したくない施設に最適なシステムです。
9.株式会社ラボテック「SUPER CLINIC Ⅳ」

SUPER CLINIC Ⅳは、院内サーバーの圧倒的なレスポンスと、クラウドの利便性を高次元で融合させたハイブリッド型システムです。
紙カルテに近い操作性により、診察をスムーズに進められます。主な特徴は次のとおりです。
- 医師の思考を妨げない、直感的で視認性の高い画面設計
- ローカルサーバーによる、待ち時間を感じさせない高速レスポンス
- 自社製のWeb予約・問診機能を標準的にラインナップ
- スタッフ間の迅速な連携を支える「スマートメッセージ」機能を完備
- レセコン一体型による算定ミス防止と、会計業務のスピードアップ
- 往診や在宅診療にも柔軟に対応できるモバイル運用
端末間でリアルタイムに情報を共有できるため、診察室と受付の連携がスムーズになります。
外来診療から訪問診療まで幅広く活用でき、現場の業務効率を大きく高めることが可能です。
専門のチェックエンジンが算定ミスを未然に防いでくれるため、正確かつスピーディーな会計が行えます。
分野別!人気の電子カルテメーカー3選
ここからは、分野別で人気の電子カルテメーカーを3つ紹介します。
- 【在宅・訪問診療向け】NTTプレシジョンメディシン株式会社「モバカルネット」
- 【歯科向け】株式会社メドレー「DENTIS」
- 【美容診療向け】アトミックソフトウェア株式会社「medicalforce」
【在宅・訪問診療向け】NTTプレシジョンメディシン株式会社「モバカルネット」

出典:モバカルネット公式HP
モバカルネットは、NTTグループが提供する在宅医療支援サービス「モバカル」の中核をなす、在宅医療特化型のクラウド型電子カルテです。主な特徴は次のとおりです。
- 訪問現場での操作を前提としたマルチデバイス対応
- 外部のケアマネジャーとのシームレスなチャット連携(MCS連携)
- 現場で完結する診療レポートの自動作成とFAX送信機能
- 地図表示と連動した効率的なスケジュール管理
- NTTグループの基盤を活かした堅牢なセキュリティ
在宅医療における「移動・書類作成・多職種連携」という3つの大きな負担を解消する仕組みが網羅されており、地域包括ケアシステムの拠点となる施設にとって強力な支援ツールとなります。
場所を問わず操作できるため、地域に根ざしたチーム医療に適した製品です。
【歯科向け】株式会社メドレー「DENTIS」

出典:DENTIS公式HP
DENTISは、予約管理から会計までを一元化できる歯科専門のクラウド型業務支援システムです。主な特徴は次のとおりです。
- Web予約やWeb問診、カルテ入力を一括管理
- タブレットでの閲覧や操作に適した画面レイアウト
- オンライン診療やキャッシュレス決済に標準対応
- LINE連携など、患者との接点を強化するメッセージ機能
歯科運営に必要な機能を網羅しているため、全体の業務効率が高まります。事務作業の時間を短縮することで、患者への丁寧な説明やケアに注力できる環境が整うでしょう。
利便性の向上は、再診率や患者満足度の改善にも大きく役立ちます。
【美容診療向け】アトミックソフトウェア株式会社「medicalforce」

medicalforceは、美容医療をはじめとする自由診療と、保険診療の双方に対応したクラウド型の一体型システムです。主な特徴は次のとおりです。
- 予約から会計、在庫管理までを一つのシステムで一括運用
- LINE連携による集患支援と、高度な患者管理(CRM)機能
- 広告効果や売上をリアルタイムで可視化する分析ツール
- 自由診療の複雑なオペレーションにも最適化された直感的な画面設計
- 多彩なキャッシュレス決済へのシームレスな対応
現場の情報をリアルタイムに共有できるため、業務の効率化と再診率(再来院率)の向上を同時に図れます。
まとめ
病院・クリニックにとって、電子カルテは単なる「紙カルテのデジタル化」ではなく、業務効率化やデータ活用による医療の質向上を支える、いわば経営の基盤です。
導入にあたっては、自院の規模や診療科に適しているかはもちろん、現場のスタッフが直感的に操作できるUI/UXや、既存の検査機器・レセコンとの連携性をシビアに見極める必要があります。
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【この記事を書いた人】
株式会社Acsport 代表取締役 竹田 忠功
船井総合研究所で中小企業の経営支援に従事し、わずか2年でシニア経営コンサルタント等へ昇格。その後Acsportを創業。
医療業界に特化したWebマーケティングを展開し、150院以上の病院・クリニックを支援。医療広告ガイドラインを熟知し、SEOやMEOを駆使して「検索順位1位」「開院3ヶ月で1日150名来院」など、結果に直結する圧倒的な集患コンサルティングに定評がある。